【大学教員】が教えたい 【エクセル/Excel】ショートカットキーによる時短テク3
前回の記事でご紹介しましたが,エクセルは万能ソフトです。間違いありません。お近くに魔法使いがいれば幸いですが,エクセル使いがいても結構幸いです。機能は多岐にわたりますが,実験レポートやアルバイト先(業務)として頻出する機能はある程度決まっています。時短テクに直結するだけではなく,エクセルをよく使うようになったら便利なテクニックを超々厳選してお知らせします。
さて,今回は「ある程度エクセル使った人」がすぐに身に着けたい「入力」と「知っておけ!恥ずかしいぞ!関数」を紹介します。
関数についてはネット検索すればたくさん出てきます。私が昔からお世話になっているおすすめの関数一覧サイトは▼こちら▼です。
ショートカットキーを使うことによる時短テクニックです。エクセルに限らず使える厳選したショートカットキー一覧は以下の記事で紹介しました。
入力による時短テク
ショートカットキーで紹介したように,
- コピー;Ctrl + C
- 切り取り;Ctrl + X
- 貼り付け;Ctrl + V
といったショートカットキーはご存知だと思います。これらももちろん使いますが,さらに実践的なショートカットキーを紹介します。
・Ctrl + D; 上段のセルと同じデータを下に入力する。
入力したいセルをドラッグして,「Ctrl+D」で上段のセルを下セルにコピーして入力できます。これと同様の考えで,「Ctrl + R」で左側のセルを右にコピーできます。
・Ctrl でセル選んで,入力してCtrl+Enter;複数セルに同時入力
① Ctrlと左クリックでセルを複数選択します。
② 最後に選んだセルに入力して
③ 入力してCtrl + Enter で選んだセルに同じものを同時入力できます。
・Alt + ↓ ; 入力済みの言葉を選択できる
色々な言葉を入力する際に,入力数が少ないものを思い出すのが面倒なことがあります。その時に使えます。
・Shift + Space; 行を【全選択】
・Ctrl + Space; 列を【全選択】
B2のセルにて,Ctrl + Space を押すと,列全体を選択します。
・Shift + Ctrl + ↓;入力されている列を選択
全選択したくない場合は,Shift + Ctrl + ↓を押すと入力されているセルまで選択されます。
関数による時短テク
昨今の情報の授業ではエクセルをやらないので学生は意外に知らないのですが,「知らないとマウントされる関数」が4種類+1種類あります。関数を覚えたほうが意外に早いので,覚えちゃいましょう。
・SUM関数
合計を求めたいときに使う関数です。B16セルに,【=SUM(B14:B15)】と入れています。B14からB15までの数値を合計しています。
・AVERAGE関数
平均を求めたいときに使う関数です。F14セルに,【=AVERAGE(B14:E14)】と入れています。B14から横方向にE14までの数字(7,11,11,12)の平均を計算してくれます。頻度高い関数です。
・MAX関数(MIN関数)
最大値を求める関数です。G14セルに,【=MAX(B14:E14)】と入れています。B14から横方向にE14までの数字(7,11,11,12)の中で最大値を表示してくれます。
また,H14セルには【=MIN(B14:E14)】と入れています。最小値を表示してくれます。
・COUNT関数 + IF関数
Count関数は、そのまま個数を数えたいときに用いる関数です。IF関数は条件を付ける関数です。今回はよく使うCOUNTIF関数について紹介します。
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B14セルに,【=COUNTIF(B2:B14, "参加”)】と入れています。B2からB14までのセルの中で「参加」と書かれているセルの個数をカウントしてくれます。つまり,出席表が作れるわけです。
参加を欠席とすると,欠席のセルをカウントしてくれます。
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B14セルに,【=COUNTIF(B2:B14, ">60”)】と入れています。B2からB14までのセルの中で60点以上の数値をカウントしてくれます。つまり,小テストの一覧表が作れちゃいます。
この4つの関数、特に最後のIF関数は使えるようになると「時短テク」どころではないので,時間を見つけてやってみると良いかと思います。私は夏休み等で,成績表を参考に,このカウントをするにはどうすればよいかを考えて自分なりに完璧なエクセルシートを作成してからは,成績に関するミスやストレスも大幅に減りました(というかなくなった)。