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【大学教員】のおすすめ漫画8 葬送のフリーレン

前回は,真鍋昌平先生の最新作であるクズ野郎を助ける天才弁護士漫画「九条の大罪」を紹介しました。今回は、「これは、、、新しいジャンルだな」と思う「葬送のフリーレン」を紹介します。

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マンガ大賞2021の2次ノミネート10作品のひとつに選ばれたことからもご存知の方が多いでしょう。

これ面白いです。名作になるんじゃないかな。 

魔王を倒した勇者一行の後日譚が淡々とつづられる漫画です。主人公は【エルフ】の魔法使いフリーレン。人より長寿であるフリーレンが老衰で亡くなる勇者ヒンメルをみとった後から主としてお話が進みます。魔王討伐後も魔物が改心したりするようなことはなく世界としては特に変わることなく,村人が生活し老い勇者の冒険は伝記となって伝わっていたり忘れられていたり,諸行無常を感じます。エルフに対して短命な人種族とエルフの価値観や時間間隔のズレを,魔王討伐後のフリーレンの趣味である魔法探しの旅を回想も交えながら新しい仲間と歩み,心理描写も丁寧に丁寧につづった1話1話がどこか深い漫画です。

       youtu.be

魔王討伐後の後日譚のお話は今までになかったように思います。こういった新しいジャンルを確立するのは研究者として尊敬してしまいます。研究は何かしらの背景があり,どこかで聞いたことがあるような研究を世界中で行い進歩あるいは改良を行っており,あまり「ぽっ」っと新しい研究分野が生まれることはありません。憧れますね。宇宙や深海あるいは脳深部にでもアプローチしないと,科学世界でこれまでとは全く関係のない新分野は厳しいかもしれません。

葬送のフリーレン (hontoで読む)

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そして, 原作の「山田鐘人」さんの前作「ぼっち博士とロボット少女の絶望的ユートピア」も個人的には好きな作品です。「葬送のフリーレン」から知った人は、「作画は山田先生じゃないんだな!」っと確信する画ですが,どことなく「空気感」は「葬送のフリーレン」に近いところがあります。この空気感で始まるからこそ,本棚のDVDを視聴する場面が来るまでこの漫画の背景に気づかずに、そこから見入るように読み進めてしまう切ないギャグ(?)漫画とも言えます。※1巻から必ず読んでくださいね。 

ぼっち博士とロボット少女の絶望的ユートピア (hontoで読む)

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