【大学教員】が教えたい 【教職志望者】のためのおすすめ図書 備忘録1
当ラボより、私立と公立ふくめて毎年教員を輩出させていただいております。
まず、はじめに。
当ラボは,学生さんを結構鍛えさせていただきます。
・学部4年生時に3回学会発表(10月,11月,3月)します。
・3回学会に出るということは,研究をかなりしっかりやります。
・プレゼン資料はかなりしっかり指導します。間や目線まで!
・産学官関係で,地域の企業さんや区政と深く絡ませていただきます。
・卒論もしっかり指導します。(英訳すればほとんど学術雑誌に投稿できる状態)
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さて,こんな大変?!なラボですが,
私の授業が「非常にわかりやすい!」「物理が面白ぅい!」からなのか,教員志望の学生さんが多数希望してくれます。
結果,この経験豊富な教員志望の学生さんが教員になって赴任校でも評判がいいので,また声がかかって,ボランティアに行くことになって,、、正のスパイラルが起きている状態です。
感謝!
おすすめな本の紹介
教採指導をしている過程で,読んでおいた方が良い「頭のいい人のセンスが身につく世界の教養大全」や「本当は大切だけど誰も教えてくれない学級経営42」は,後述するとして,今回は
【学生が熟考しているな!】
【これは読ませておいてよかったな!】
【古くなったりする類の本ではないな!】
と感じた,教員志望学生のための教職ゼミで用いている教科書を紹介します。
どのような教育が「よい」教育か
とにかく、難しい哲学的な教育の本です。教育に関わる方は必読といえる。
えっ?まだ読んでないの?
グーグル、ディズニーよりも働きたい「教室」
著者の経歴に注目しがちであるが(確かに、早稲田をけって日大行ってハーバード行くのは興味がわく),日本教育の問題を考えるキッカケとなりうるし,組織での自分の役割について考えることになる。新任1年目(23歳)と5年目(27歳)と20年目(42歳)では,マネージメントの意味が違ってくる。学生とコミュニケーションをとる良いネタとなる。
教師の腕をあげる法則
授業を進めるうえでの10ポイントについて書かれている名著。きっとこの本でどのような努力をすべきかを考えられるかと思います。読んでいない方はぜひAmzonレビューで冷や汗をかいてみてください。
AI時代を生きる子供のためのSTEAM教育
STEAM教育の歴史を知れる本。実践的な実例が書かれているわけではないのでお気を付けください。ただ,研究においても「背景」の重要性は高みに行くには必要な情報です。一度は読んでおくべき本。
たった一度の人生を変える勉強をしよう
文章も対話風であり,購買層に合わせた表現ですぐに読み終えてします。暗記等の知識ははかないものであり,いかにその知識を活用する知恵を育てるべきかを学べる本。
向山の教師修行10年
教師として10年目を見据えた本。どんな教師になっていたいのかを考えるよききっかけを与える本となりうる。
子どもを動かす法則
「動かない」のが他人です。それを理解する上での本です。教師として、生徒や学生たちにどのように向き合うべきかを考える本。
本文は以上です。